ニュース・ブログ

歌が生まれたのはいつ?歌の起源を探る
歌の歴史は、人類の歴史。
人はいつから歌っているのか──この素朴な疑問に、考古学・音楽史の知見をもとにやさしく迫ります。最古級の楽曲資料から、昔と今の歌の違い、そして未来の歌まで。
ごゆっくりお楽しみください。
最古の歌はどれ?焚き火のそばから神への祈りまで
最古の歌といえば、考古学の授業に出てきそうな響きですが、実はちゃんと記録が残っているものがあります。
紀元前14世紀、今のシリアあたりで生まれたフルリ讃歌は「現存する最古級の楽曲」と言われます。
粘土板に楔形文字で歌詞と音の高さが書かれていたので、現代の研究者たちは、この音楽を復元することができました。
そしてなんと、復元したフルリ讃歌は、YouTubeでも聴けるんです!時空を超えて祈りの歌を聴けるなんて、なんだか不思議な気分になりますね。
ただし、フルリ讃歌は、一部が消失してしまっており、完全な状態では復元できていません。やはり音楽といえども、数千年の時の流れには抗えないのでしょうか。
いいえ、違います!
ギリシャで見つかったセイキロスの墓碑銘は、完全な状態で当時の形が残っている貴重な一曲です。
この歌の歌詞は「生きている間は楽しめ、人生は短いのだから」というメッセージ。現代にも通じる、普遍的な教えです。
古代人もきっと、歌いながら心を整理したり、仲間と盛り上がったりしていたんでしょうね。
こう考えると、歌は人類最古のエンタメかつセラピーだったのかもしれません。
楽器がなくても、声だけで音楽は始められます。
狩猟帰りに「今日のマンモス狩り最高!」と即興ソングを披露していた原始人がいたかもしれない…と想像すると、なんだか愛おしいですよね。
歌の進化の物語:祈りからラジオヒットへ
時代が進むと、歌は少しずつ「形」が整えられます。宗教儀式で神にささげる歌、戦いの士気を高める歌、王様を称える歌…。
日本でも奈良時代に『万葉集』が編まれ、人々の想いが「うた」として記録されました(旋律は残っていませんが、きっと歌っていたはず)。
平安時代になると雅楽が宮廷の音楽として確立し、仏教では声明(しょうみょう)という読経が広まりました。つまり、音楽はすでに生活や信仰の中心にあったわけです。
西洋では教会で歌われるグレゴリオ聖歌が発展し、9世紀ごろには声を重ねる技術=ポリフォニーが誕生します。
ここから音楽が急にリッチになり、ルネサンス時代には「人間の感情を表現する音楽」へと進化していきます。
近代以降はテクノロジーの進化もあって大きな変化が。録音技術、ラジオ、レコード、テレビ…。昭和時代は歌謡曲やアイドルソングが国民的なブームになり、街のどこからも歌が流れていた時代でした。令和の今は、スマホひとつで世界中の歌を聴けるし、自分の歌を配信できる。歴史のスピード感がすごいですよね。
昔の歌と今の歌の違いを感じてみる
昔の歌は、場所と時間が限られた「ライブ体験」が基本。村の広場や教会で人々が集まり、同じ時間に同じ歌を聴く。いわば「一期一会」でした。
今はどうでしょう?SpotifyやYouTubeで好きなときに聴けるし、リピート再生もできる。作り手と聴き手の距離も縮まり、インディーズでもバズれば世界に届く時代です。
曲の作り方も変わっています。最近のヒット曲はイントロが短く、いきなりサビで始まる曲も多いです。ストリーミングで「最初の10秒で離脱されないように!」という事情もあるとか。
昔のプログレやバラードのように、じわじわ盛り上がる曲はむしろ贅沢品になりつつあるのかもしれません。
未来の歌はどこへ向かう?
さて、未来の歌はどうなるでしょう?AIが作詞作曲をして、自分の感情に合わせたプレイリストを自動生成してくれる未来はもうすぐそこです。
すでにボーカロイドやAIシンガーが登場していますし、好きな声質を選んで「自分だけの歌手」をつくる時代が来るかもしれません。
でも、だからこそ「生身の声」の価値はもっと高まると思います。ライブで聴く生歌、合唱で声を合わせる感覚、友達とカラオケでハモる楽しさ。こればかりはデジタルでは完全に再現できません。未来の歌は、テクノロジーと人間味が共存するものになる気がします。
「歌いたい!」と思ったら
ここまで読んで、ちょっと歌ってみたくなりませんか?
名古屋(名駅・栄・今池)にあるオーラボイスボーカルスクールでは、大人のためのマンツーマンレッスンで、あなたの歌声を磨きます。
「カラオケで高得点を取りたい」「高音をもっと楽に出したい」「とにかく声を出してストレス解消したい」そんな希望に合わせてレッスンをカスタマイズ。初めてでも安心です。
