閉じる閉じる

ニュース・ブログ

教室のロビー 教室のロビー

SNSを中心に流行中の「mosi mosi」について|楽音(ささね)って何者?楽曲についても解説

 

最近、スマートフォンの画面をスワイプするたびに、どこからともなく聞こえてくる「もしもし?聞こえてる~?」という、あの不思議だけど惹きつけられる音楽。TikTokやInstagramのリール動画、YouTubeショートを開けば、必ずと言っていいほど耳にするあのフレーズに、心を奪われている方は多いのではないでしょうか。

一度聴いたら最後、仕事の帰り道や、寝る前の静かな時間、あるいは大事な会議の最中にまで、頭の中でリフレインが止まらなくなる。そんな「中毒性」という言葉だけでは片付けられない魔力を持った楽曲の正体は、新進気鋭のクリエイター「楽音(ささね)」さんによるものです。

今回は、音楽の難しい理論は一旦脇に置いて、お茶でも飲みながら語り合うようなリラックスした雰囲気で、この「mosi mosi」という楽曲と、楽音というアーティストの魅力について深掘りしていきたいと思います。

1. 「楽音(ささね)」って一体何者?名前の由来と魅力

まず、この曲を語る上で欠かせないのが、アーティスト「楽音(ささね)」さんの存在です。

楽音さんは、作詞・作曲・編曲、さらには歌唱までを一人でこなす、いわゆるマルチクリエイターです。今の時代、パソコン一台で音楽を作る「DTM(デスクトップミュージック)」が普及していますが、彼の作る音には、デジタル特有の冷たさではなく、どこか体温を感じるような「生っぽさ」が宿っています。

彼の魅力は、単に「歌が上手い」とか「メロディが良い」といった表面的なものだけではありません。投稿される動画やSNSでの発信を見ていると、どこか「自分たちと同じ世界に住んでいる、ちょっとセンスの良いお兄さん」のような、絶妙な親近感があるのです。それでいて、生み出す作品は極めて洗練されている。この「親近感」と「圧倒的なクオリティ」の共存こそが、多くの若者、そして音楽に目の肥えた層をも惹きつける理由なのでしょう。

ちなみに、「ささね」という響きには、どこか囁くような、耳元で語りかけられているようなニュアンスも感じられます。彼のボーカルスタイルも、まさにその名の通り、叫ぶのではなく、私たちの心にそっと寄り添うように響くのが特徴です。

2. 大ヒット曲「mosi mosi」をじっくり解説

さて、話題の楽曲「mosi mosi」について、その中身を覗いてみましょう。

イントロの第一音から、まるでお洒落なカフェに迷い込んだような、あるいは真夜中の静かなドライブを楽しんでいるような、そんな洗練された空気感に包まれます。この曲のテーマは、タイトル通り電話の「もしもし」です。

今の私たちは、LINEやSNSのDMなど、文字でのやり取りが主流になっています。そんな中で、あえて「もしもし」という声によるコミュニケーションをモチーフに据えている点が、一周回って新鮮に響きます。歌詞をよく聴いてみると、単に「電話をかけている様子」を描いているだけでなく、そこにある「繋がっているようで繋がっていない不安」や「誰かの声が聴きたいという根源的な欲求」が、遊び心のある言葉選びで綴られています。

特に印象的なのは、「もしもし」というフレーズの繰り返しです。この「もしもし」という言葉、日本語としてはごく当たり前の挨拶ですが、楽音さんの魔法にかかると、まるで楽器の一部であるかのようにリズムに乗って踊りだします。ある時は可愛らしく、ある時は少し切なく。同じ言葉なのに、聴くタイミングによって表情が変わって聞こえるから不思議です。

サウンド面でも、過度な装飾を削ぎ落とした「引き算の美学」が徹底されています。音楽において、音を詰め込むのは意外と簡単ですが、隙間を美しく保つのは至難の業。この「mosi mosi」には、聴き手が自分の感情を入り込ませるための「心地よい余白」がたっぷりと用意されているのです。

 

3. なぜSNSでここまでバズったのか?ヒットの裏側を考察

それにしても、なぜ「mosi mosi」は、これほどまでにSNSで爆発的な広がりを見せたのでしょうか。そこには、偶然ではない「ヒットの仕掛け」が隠されています。

最大の理由は、この曲が「動画制作の最高のスパイス」になっている点です。TikTokなどのショート動画では、BGMが動画のテンションを左右します。「mosi mosi」のリズムは、歩くテンポや、ちょっとした料理の工程、メイク動画のカット割りなど、日常のあらゆる動きに驚くほどマッチするのです。

さらに、歌詞の「もしもし」に合わせて電話のポーズをするなど、誰もが直感的に真似できる「型」が存在したことも大きかったでしょう。人間には、面白いものを見ると自分でもやってみたくなる「模倣の心理」がありますが、この曲はそのハードルを絶妙に下げてくれました。

また、インフルエンサーたちがこぞってこの曲を使用したことも、火に油を注ぐ結果となりました。しかし、それは決して「案件」のような作為的なものではなく、純粋に「この曲を使うと動画がお洒落に見える」「自分の日常が少しだけドラマチックになる」という、楽曲そのものの魅力があったからこそ、自然発生的に広がっていったのだと推測できます。

流行に敏感な若者層だけでなく、その心地よいサウンドに惹かれた幅広い世代が、「これ、なんていう曲だろう?」と検索し、YouTubeやストリーミングサービスでフルバージョンを聴く。この「SNSで出会い、ストリーミングで深く知る」という現代的なサイクルを、楽音さんは完璧に乗りこなしたと言えるでしょう。

 

4. 音楽初心者でもわかる!「耳から離れない」中毒性の正体

さて、ここで少しだけ「なぜ私たちはこの曲を何度も聴きたくなるのか?」という謎について、音楽的な視点から紐解いてみましょう。音楽に詳しくない方でも、「あぁ、なるほど!」と思っていただけるように説明しますね。

「心地よい脱力感」のボーカル
楽音さんの歌声は、決して「頑張って歌っています!」という暑苦しさがありません。むしろ、リラックスして、ふと漏れ出た言葉のような軽やかさがあります。これを「レイドバック」なんて言ったりしますが、要するに「リズムの少し後ろを歩くような余裕」があるのです。この余裕が、聴いている私たちの心を解きほぐし、何度もリピートしたくなる中毒性を生んでいます。

日本語の「音」としての面白さ
「もしもし」という言葉は、母音が「O(お)」と「I(い)」の繰り返しで構成されています。日本語の中でも、非常に口当たりが良く、響きが丸い言葉なんです。楽音さんは、この言葉を単なる意味としてではなく、ドラムの音やピアノの音と同じ「楽器」として扱っています。だから、歌詞の内容が分からなくても、音として聴いているだけで気持ちよくなれるのです。

絶妙な「焦らし」のテクニック
この曲を聴いていると、サビ(一番盛り上がる部分)に行くまでの盛り上げ方が非常に巧妙であることに気づきます。いきなり全力投球するのではなく、少しずつ少しずつ、熱を帯びていく。まるで、美味しいスープをじっくり煮込むような丁寧な展開が、聴き手を飽きさせず、最後まで一気に聴かせてしまうのです。

 

5. 楽音が描く、これからの音楽の形

一過性のブームで終わるアーティストと、長く愛され続けるアーティストの違いは、その「根底にある音楽への誠実さ」ではないかと私は思います。

楽音(ささね)さんの活動を見ていると、流行を追いかけているのではなく、彼自身が「心地よい」と感じるものを追求した結果、時代の方が彼に追いついてきた、という印象を受けます。彼は、自分の音楽を押し付けるのではなく、聴き手の生活の一部にそっと置いてもらうための「場所」を作っているかのようです。

「mosi mosi」という一曲がこれほど愛されたのは、単にリズムが良かったからだけではありません。忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって「誰かと声を交わしたいな」と思う、私たちのささやかな孤独や優しさを、彼が音楽という形で肯定してくれたからではないでしょうか。

これからの楽音さんが、どのような楽しい音を響かせてくれるのか。次はどんな言葉が、私たちの日常を彩ってくれるのか。スマホの画面越しではなく、いつかライブ会場で、大勢のファンと一緒にあの「もしもし」を合唱できる日が来ることを、一人の音楽ファンとして心から楽しみにしています。

もし、まだ彼を「TikTokでよく聴く人」という認識で止まっているなら、それは非常にもったいない!ぜひ一度、静かな部屋でじっくりと、楽音(ささね)さんのフル楽曲に耳を傾けてみてください。そこには、15秒の動画では伝えきれない、深く豊かな音楽の海が広がっていますよ。

 


 

あなたの「声」にも、魔法をかけてみませんか?

「mosi mosi」を聴いて、自分もあんな風に心地よく歌えたら……と思ったあなたへ。

歌は、才能だけではありません。正しい息の使い方や、自分だけの声の響かせ方を知るだけで、驚くほど自由に、そして楽しく歌えるようになります。

オーラボイスボーカルスクールでは、初心者の方からプロを目指す方まで、一人ひとりの個性を大切にしたレッスンを行っています。「もっと歌を楽しみたい!」その気持ちひとつで、扉を叩いてみてください。

オーラボイス公式HPはこちら