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エイトジャムでも1位に選出!サカナクション「怪獣」の凄さ

はじめに:2025年、音楽界に激震が走った夜

音楽好きにとって毎年の恒例行事となっている、ある種のお祭りのような番組があります。それが、テレビ朝日系列の『EIGHT-JAM(エイトジャム)』で放送される、「プロが選ぶ年間ベスト10」企画です。

2025年1月19日の放送回。今年も例年通り、蔦谷好位置さん、川谷絵音さん、いしわたり淳治さんという、今の日本音楽界を支えるトップクリエイターたちが集結しました。そこで起こった「ある事件」が、視聴者を、そして音楽関係者を驚かせました。

なんと、蔦谷好位置さんと川谷絵音さんの二人が、揃ってサカナクションの「怪獣」を第1位に選んだのです。

ヒットチャートの最前線を見続けてきた二人の天才が、全く同じ曲を「年間1位」に掲げる。これは番組史上でも極めて異例なことであり、それだけ「怪獣」という楽曲が持つエネルギーが圧倒的だったことを物語っています。今回は、この曲がなぜこれほどまでにプロを、そして私たちの心を震わせるのか、その理由をじっくりと紐解いていきましょう。

復活の咆哮。サカナクション「怪獣」とはどんな曲か

ここで少し、サカナクションというバンドの歩みを振り返ってみましょう。

フロントマンの山口一郎さんは、約2年もの間、体調不良による休養を余儀なくされていました。日本のトップバンドとして走り続けてきた彼らが、突然足を止めなければならなかった時間は、ファンにとっても、そして何より本人たちにとっても、暗く長いトンネルのようなものだったはずです。

そんな中で産み落とされたのが、この「怪獣」という楽曲です。

楽曲は、山口さんのボーカルから始まります。それを支えるピアノとSE的なシンセのミニマルな構成です。そこにベースとドラムが重なってビート感を強め、シンセはパッドとシーケンスを鳴らし……と、複雑で深遠なアレンジが展開されていきます。

タイトルである「怪獣」とは何を指しているのか。それは、社会の中でうまく立ち回れない不器用な自分自身なのか、あるいは自分の中に潜む、抑えきれない音楽への衝動なのか。この曲は、単なる復活の挨拶ではなく、山口一郎という一人の人間が、再び「表現者」として立ち上がるための戦いそのものなのです。

プロが唸る「怪獣」の正体:なぜ1位なのか?

音楽に詳しくない方が聴いても、「なんだかかっこいいな」と感じるはずですが、プロの視点はさらに一歩踏み込んでいます。

蔦谷さんと川谷さんが揃って高く評価したのは、曲の構成やメロディの「不確定さ」と「多面性」です。

「何度でも」から始まる楽曲の歌い出しは、普通なら「サビ」のメロディとして受け止められるはずです。サビ始まりの曲なのだな、と。
そして短い感想を挟み、「だんだん食べる」という別のメロディが登場します。これはAメロかな、と考えますよね。
続いて出てくるのが、「丘の上で星を見る」の部分のメロディ。これは非常にBメロ的な響きです。さあいよいよサビが来る!つまり、「何度でも」のメロディが来る!

……と思っていたところで耳に飛び込んでくるのは、「この世界は好都合に未完成」という、全く新しいメロディなのです。

こうなってくると、もう最初の印象はガラッと変わります。歌い出しと同じメロディで歌われる「だからきっと」の部分は、もうサビには聞こえないでしょう。

信じていたものがガラッと変わる。これが「怪獣」の持つ魅力の一つであり、この曲のテーマにもつながるような体験なのではないでしょうか。

まとめ:サカナクションが示した「音楽の力」

エイトジャムという大きな舞台で、蔦谷好位置さんと川谷絵音さんが揃って1位に選んだサカナクションの「怪獣」。

それは、単に「技術的に優れているから」という理由だけではありません。長い休養を経て、それでも音楽を諦めなかった山口一郎さんの魂が、現代の最高峰のサウンドと結びついた結果、生まれた奇跡のような一曲だからです。

もしあなたが今、何かに悩み、立ち止まっているなら。あるいは、最近心を揺さぶられるような音楽に出会っていないと感じるなら。ぜひ、ヘッドホンをつけて「怪獣」の世界に飛び込んでみてください。

そこには、暗闇を突き破るような強烈な光と、優しく寄り添ってくれる深い愛が、音になって渦巻いています。

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