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声のタイプ別・相性の良い曲と練習法

カラオケで、こんな経験はありませんか?

「あの人はあんなに気持ちよく高音を出しているのに、私が歌うと喉がちぎれそうになる」
「逆に、しっとりしたバラードを歌っても、なんだか声が大きすぎて雰囲気が台無しになってしまう」

音程は合っているはずなのに、なぜか「上手く聞こえない」。それはもしかすると、あなたの「歌唱力」の問題ではなく、単に「声質と選曲のミスマッチ」が原因かもしれません。

洋服に「S・M・L」のサイズや、「似合う色・似合わない色」があるように、実は声にも、生まれ持った「骨格」や「タイプ」というものが存在します。
自分の声のタイプを知らずに、合わない曲を無理やり歌い続けることは、サイズの合わない靴でフルマラソンを走るようなもの。すぐに疲れてしまいますし、最悪の場合、喉という大切な楽器を壊してしまう原因にもなりかねません。

今回は、あなたの声が「重め・太め」なのか、「軽め・細め」なのかを見極める診断と、それぞれのタイプが最も輝く「神選曲」、そして長所を伸ばす練習法について詳しく解説していきます。
「無い物ねだり」をやめて「自分の武器」を知った瞬間、あなたの歌声は劇的に魅力的になりますよ。

 

声にも「骨格診断」がある? 声質が決まるメカニズム

声帯のイラスト

まず、なぜ人によって声が違うのか、その根本的なお話から始めましょう。
声というのは、喉の奥にある「声帯(せいたい)」という2枚のひだが、吐く息によって振動することで生まれます。そして、その振動音が喉や口、鼻の空間(共鳴腔と言います)で響くことで、その人特有の「声色」になります。

この仕組みは、ギターやバイオリンなどの弦楽器と全く同じです。
例えば、コントラバスのような大きな楽器は、太い弦と大きなボディを持っており、低くて太い、重厚な音が鳴りますよね。
一方で、ウクレレのような小さな楽器は、細い弦と小さなボディを持っており、軽やかでポロンとした高い音が鳴ります。

人間もこれと同じで、
● 声帯が厚く、長い人 = 太くて低い声が出やすい(コントラバス寄り)
● 声帯が薄く、短い人 = 細くて高い声が出やすい(ウクレレ寄り)
という傾向があります。

これは生まれ持った身体的特徴なので、「良い・悪い」ではありません。コントラバスがウクレレの音を出せないように、ウクレレがコントラバスの重低音を出せないように、それぞれの楽器には「一番美しく響く音域や音色」というものがあるのです。

歌が苦手だと感じている人の多くは、自分が「ウクレレ」であるにも関わらず、憧れの「コントラバス」のような太い声を出そうとして、喉に無理な力を入れてしまっているケースが非常に多いのです。
まずは自分がどの楽器タイプなのかを知ることが、上達への第一歩です。

 

セルフチェック! あなたは「パワフル派」?「ウィスパー派」?

では、あなたの声はどちらのタイプに近いでしょうか?
厳密にはグラデーションがあり、中間タイプの人もいますが、ざっくりと傾向を掴むための簡易チェックリストを作ってみました。

【タイプA:重め・太め(パワフル派)】
□ 地声が低く、落ち着いていると言われる
□ 居酒屋などで店員さんを呼ぶとき、声が通りやすい
□ カラオケで高音を出そうとすると、叫ぶような大声になりがち
□ しっとり歌おうとすると「元気だね」と言われることがある
□ 電話で「怒ってる?」と聞かれることがたまにある

【タイプB:軽め・細め(ウィスパー・繊細派)】
□ 地声が高めで、アニメ声と言われたことがある
□ 騒がしい場所で話すと、よく「え?」と聞き返される
□ カラオケで低い音がスカスカになって出にくい
□ 大きな声を出そうとすると、すぐに喉が枯れる
□ 緊張すると声が震えやすい

いかがでしたか?
チェックが多い方が、あなたの持つ「楽器の特性」に近いタイプです。
ここからは、タイプ別のおすすめアーティスト(目指すべき方向性)と、練習のコツをご紹介します。

 

【重め・太めタイプ】圧倒的迫力が武器! おすすめ曲と注意点

タイプAのあなたは、生まれながらにして「エンジンの排気量が大きい」人です。
しっかりとした声帯を持っており、その声には説得力と迫力があります。ロック、ソウル、R&B、演歌など、感情を爆発させるようなジャンルが得意です。

■ 相性の良いアーティスト・曲の傾向
Ado(『うっせぇわ』など、がなりや迫力が必要な曲)
Superfly(パワフルな地声の高音が魅力)
AI、MISIA(太く深い響きを持つソウルフルな楽曲)
和田アキ子、中島みゆき(低音の響きを活かせる曲)
・男性なら:久保田利伸、平井堅、Mr.Children(芯のある声)

これらのアーティストの曲を歌うと、あなたの声の太さが「安定感」としてプラスに働き、「歌が上手い!」と評価されやすくなります。

■ 注意点と練習法:高音での「張り上げ」に注意
このタイプの最大の落とし穴は、「高音をパワーで押し切ろうとしてしまう」ことです。
元々声量があるため、高い音も気合で出そうとして叫んでしまいがちですが、これを続けると声帯に大きな負担がかかり、ポリープなどの原因になります。

【おすすめ練習法:裏声の強化】
「太い声」はもう持っています。必要なのは「抜く」技術です。
あえて裏声(ファルセット)で優しく歌う練習をしてください。「ホーホー」とフクロウの真似をするように、頭の上に声を響かせる感覚を養いましょう。
裏声の筋肉を鍛えることで、地声の張り上げ癖が緩和され、「太いのに高音も楽に出る」という最強の状態(ミックスボイス)に近づくことができます。

 

【軽め・細めタイプ】癒やしの透明感! おすすめ曲と注意点

タイプBのあなたは、クリスタルのような「繊細な響き」を持つ人です。
声帯が軽やかに動くため、高音のコントロールが得意で、息の混じった切ない表現(ウィスパーボイス)は、聴く人の心を癒やす天性の才能です。

■ 相性の良いアーティスト・曲の傾向
スピッツ(草野マサムネ)(透明感のある突き抜けるハイトーン)
手嶌葵(息成分たっぷりの癒やしボイス)
Aimer(ハスキーで繊細な表現)
小田和正、徳永英明(壊れそうなほどの美声)
Uru、YOASOBI(ikura)(透明感と軽やかさが重要)

無理にドスの効いた声を出そうとせず、この透明感を前面に出した選曲をすることで、「きれいな声…!」と聴き手を魅了できます。

■ 注意点と練習法:無理な「喉締め」に注意
このタイプが陥りがちなのが、「声量が足りない」と感じて、喉をギュッと締めて鋭い声を出そうとすることです(通称:志村けんさん歌唱法になりがち)。
喉を締めると声は細くなり、余計に聞こえづらくなりますし、聴いていて苦しそうな印象を与えてしまいます。

【おすすめ練習法:リップロール】
唇をプルプルと震わせながら声を出す「リップロール」を練習に取り入れてください。
これは、無駄な喉の力みを抜きつつ、一定の息を吐き続けるトレーニングになります。
タイプBの武器は「息の流れ」です。声を「置く」のではなく、息に乗せて「遠くへ飛ばす」イメージを持つことで、細くても会場の奥まで届く、通る声を手に入れることができます。

 

「歌うま」への近道は、自分の声を愛することから

ここまで2つのタイプについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
人間というのは面白いもので、太い声の人は繊細な高い声に憧れ、細い声の人はパワフルな太い声に憧れるものです。

「自分の声が嫌い」
そう思うこともあるかもしれません。でも、あなたが持っているその声質は、世界に一つしかない素晴らしい個性であり、あなただけの楽器です。

いきなり正反対のタイプを目指して喉を痛めるよりも、まずは「自分に似合う曲」を選び、それを完璧に歌いこなしてみる。
そうして「あ、この曲なら気持ちよく歌える!」という成功体験を積み重ねることが、結果として歌唱力の底上げにつながり、自信にもつながります。

自信がついて声のコントロールができるようになれば、徐々に本来のタイプとは違うジャンルの曲にも挑戦できるようになります。
まずは、鏡の前で自分のファッションチェックをするように、カラオケのリモコンの前で「自分の声質チェック」をしてみてください。
きっと、今までよりもずっと楽に、そして楽しく歌える一曲が見つかるはずです。

【あなたの「声のタイプ」を正確に診断します】

「記事を読んでも、自分がどっちのタイプかわからない…」
「太めタイプだけど、どうしても繊細なバラードが歌いたい!」

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あなたの声帯の状態や骨格、呼吸の癖などを総合的に診断し、「今のあなたの声に一番合う曲」の提案や、「なりたい声に近づくための具体的なトレーニング」をオーダーメイドで作成します。
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