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『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』徹底解説!
RADWIMPSのメジャーデビュー20周年を記念してリリースされたトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』は、
現在のJ-POP/J-ROCKシーンを象徴する豪華アーティストたちが集結した、まさに音楽愛に満ちた作品です。
彼らの名曲が、参加アーティストそれぞれの個性によってどのように生まれ変わったのか。
特に注目すべき楽曲に焦点を当て、その化学反応を徹底的に深掘りしてご紹介します!
🎧 参加アーティストとカバー楽曲一覧
まずは、この豪華なラインナップをご覧ください。
| 参加アーティスト | カバー楽曲 |
| 上白石萌音 | 「25コ目の染色体」 |
| SEKAI NO OWARI | 「最大公約数」 |
| 米津玄師 | 「トレモロ」 |
| iri | 「ふたりごと」 |
| ずっと真夜中でいいのに。 | 「有心論」 |
| My Hair is Bad | 「いいんですか?」 |
| 宮本浩次 | 「おしゃかしゃま」 |
| DISH// | 「携帯電話」 |
| Mrs. GREEN APPLE | 「狭心症」 |
| ヨルシカ | 「DARMA GRAND PRIX」 |
| YOASOBI | 「会心の一撃」 |
| Vaundy | 「前前前世」 |
| ハナレグミ | 「そっけない」 |
| 角野隼斗 | 「すずめ」 |
🌟 注目すべきカバー曲ピックアップ!
このアルバムの醍醐味は、原曲へのリスペクトを保ちつつ、各アーティストの色が色濃く出たアレンジの妙にあります。
1. 米津玄師 × 「トレモロ」:魂を継承した「音像の再構築」
RADWIMPSから多大な影響を受けてきたと公言する米津玄師によるカバーは、多くのファンが待ち望んだ共演でした。彼が選んだのは、初期の傑作「トレモロ」。
●アレンジ: 過度な変化を避け、バンドサウンドの骨格を大切にするという、原曲への最大限の尊重が見て取れます。
その上で、現在の米津玄師が作り上げる洗練されたバンドサウンドで再構築されており、音の粒立ちが非常にクリアです。
●ボーカル: 野田洋次郎とは異なる、米津玄師特有の透明感がありながらも影を帯びた声質が、楽曲に新たな深みを与えています。
サビに向かって感情がトレモロのように震える表現は、彼の表現者としての力量を強く感じさせます。
このカバーは、米津氏自身の音楽的なルーツへの敬意と、RADWIMPSの精神性の継承を体現しています。
2. YOASOBI × 「会心の一撃」:時代の先端を行く「ロック・アンセムの翻訳」
現代の音楽シーンを牽引するユニットYOASOBIがカバーしたのは、ライブでのキラーチューン「会心の一撃」。
●アレンジ: Ayaseによるアレンジは、原曲の爆発的なロックエネルギーを、エレクトロニカやダンスミュージックのビートに大胆に変換。
緻密に構築されたシンセと打ち込みのリズムが、楽曲全体に新たなグルーヴを生み出しています。ロックの衝動を、デジタルな熱狂に変えた、非常に挑戦的な再構築です。
●ボーカル: ikuraのボーカルは、原曲のエネルギーを継承しつつ、より都会的でスタイリッシュな強さを放ちます。
ハイトーンとパワフルさで畳み掛けるサビは圧巻で、この曲のメッセージを鮮やかにリスナーに届けています。
これは、ロックアンセムをYOASOBI流に新時代のアンセムへと昇華させた、成功例と言えるでしょう。
3. 宮本浩次 × 「おしゃかしゃま」:圧巻のロック・シャウト
エレファントカシマシの宮本浩次が挑んだのは、屈指のテクニカルな楽曲「おしゃかしゃま」。
●魅力のポイント: 宮本氏の圧倒的な歌唱力と存在感が、原曲の複雑なリズムや言葉遊びをねじ伏せるようにロックで豪快に昇華。
特に、終盤の魂のこもったシャウトは鳥肌もので、この曲が持つ批判精神とエネルギーを極限まで増幅させています。
4. SEKAI NO OWARI × 「最大公約数」:ファンタジックな異世界観
SEKAI NO OWARIがカバーした不朽のラブソング「最大公約数」。
●魅力のポイント: 原曲の持つ爽やかでストレートなラブソングのイメージを一新。セカオワらしいファンタジックで壮大なアレンジが施され、まるで異世界の物語のような雰囲気に。Fukaseの優しくも切ないボーカルが、この楽曲を新たな次元へと導いています。
5. ずっと真夜中でいいのに。 × 「有心論」:内省的なグルーヴ
「ずとまよ」こと「ずっと真夜中でいいのに。」がカバーするのは、RADWIMPSの代表曲の一つ「有心論」。
●魅力のポイント: ACAねの独特で感情豊かな歌声と、ずとまよ特有のファンキーでトリッキーなリズムアレンジが融合。原曲のメロディーの美しさを保ちつつも、よりパーソナルで内省的な世界観が深まり、楽曲に新たな側面を与えています。
アルバム全体の感想と総評
『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』は、単なるカバーアルバムではなく、日本の音楽シーンにおけるRADWIMPSという存在の大きさと、
彼らの楽曲の持つ普遍性を証明する記念碑的な作品です。
参加アーティストたちは、ロック、ポップ、エレクトロ、弾き語りなど、ジャンルの垣根を越えた多様なアプローチで、
楽曲を「再解釈」し、全く新しい生命を吹き込んでいます。
原曲の精神性を継承するカバーと、楽曲のエネルギーを抽出して進化させるカバーが共存するこのアルバムは、
RADWIMPSファンはもちろん、現代の音楽ファン全てに、新たな感動と発見をもたらしてくれるでしょう。
ぜひ、原曲とカバーを繰り返し聴き比べて、その違いと共通点を楽しんでみてください!