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2025.11.17
コラム実はすごい!Eテレの子ども向け名曲
親子の時間を彩る名曲たち

Eテレ(旧・教育テレビ)といえば、子どもたちが安心して見られる番組の宝庫。
「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」「にほんごであそぼ」など、歌を中心にした番組がいくつも放送されています。
しかし、これらの“子ども向けソング”をあなどってはいけません。
実はその中には、大人が聴いても心を動かされる名曲や、一流のミュージシャンが関わった隠れた傑作が数多くあるのです。
1. Eテレは“音楽の宝箱”
Eテレの音楽番組を侮ってはいけません。
「子ども向け」と言われると、単純で明るいだけの歌を想像するかもしれませんが、実際はその真逆。
Eテレの音楽は、作曲・作詞・演奏・歌唱のすべてにプロフェッショナルの技術が詰め込まれています。
たとえば、「おかあさんといっしょ」は1959年に放送開始。
60年以上の歴史の中で、坂田おさむさん、つのだたかしさん、つんく♂さん、BEGINなど、名だたる音楽家が楽曲を提供してきました。
一方、「みいつけた!」では、サバンナ高橋茂雄さん(声の出演)と共に星野源さんやスキマスイッチといった人気アーティストが参加。
ポップスと教育が融合した、まさに“知育ミュージック”の最前線です。
親世代の耳にも残るメロディと、子どもたちが自然に口ずさむ歌詞。
その両立こそ、Eテレが長年磨き上げてきた芸術のバランスなのです。
2. 心に残るEテレの名曲たち
ここでは、数あるEテレソングの中から、音楽的にもメッセージ的にも“すごい”曲をいくつか紹介します。
🎵 「地球ネコ」(おかあさんといっしょ)
作詞・作曲:平沢進。
1990年代に放送されたこの曲は、環境問題をテーマにしながらも、難しく感じさせないやさしい言葉選びで歌った一曲。
「地球ネコ」という未知の存在を通して、自然との共生をやさしく伝えています。
大人になって聴き返すと、その哲学的な深みと詩的な世界観、そして個性的なサウンドに驚かされる一曲です。
🎵 「なんかいっすー」(みいつけた!)
作詞:宮藤官九郎 作曲:星野源。
いすをモチーフにしたキャラクター「コッシー(CV.サバンナ 高橋茂雄)」が登場する番組、『みいつけた!』で放送された楽曲。
作詞は脚本家として知られるクドカンこと宮藤官九郎さん。そして作曲は、なんと星野源さん!
子ども向けの曲でありながら、ワルツ調の曲にちょっと複雑なメロディーで歌われるこの曲は、子どもだけでなく大人も楽しませました。
🎵 「にじ」(おかあさんといっしょ/にほんごであそぼ)
作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか。
Eテレの番組発ではありませんが、よく歌われるので番外編的に紹介。
雨上がりの空を見上げる子どもの気持ちを、シンプルなメロディと詩で描いた名曲。
教育現場では合唱曲としても定番で、“子ども向け音楽の完成形”といっても過言ではありません。
3. 子ども向けでも「子どもだまし」ではない
子ども向けの歌には、「どうせ子どもだから、簡単でいい」という先入観を持つ人がいます。
しかし、Eテレで放送される楽曲の多くは、そうした“子どもだまし”とはまったく異なります。
専門の作曲家・編曲家・音楽教育者が共同で制作し、子どもの聴覚発達やリズム感の育成を意識して作られているのです。
たとえば『みいつけた!』では、星野源さん、スキマスイッチ、トータス松本さんなど、
現役のアーティストが実際に楽曲を提供しています。
番組公式サイトや音楽ニュースによると、星野源さんは「グローイング アップップ」、
トータス松本さんは「オフロスキーのオーレ!」などを手がけており、
ポップスとしての完成度と教育番組らしい親しみやすさを両立させています。
これらの楽曲は、ジャンル的にはポップスを中心にしながらも、
リズムや和音の変化など、一般的な子ども向け番組には少ない多彩な音楽要素が取り入れられています。
テンポのゆれや軽いシンコペーション(リズムのずらし)といった要素を活かし、
自然に身体を動かしたくなるような「ノリの良さ」を生み出しているのが特徴です。
専門的な変拍子や転調を多用するわけではありませんが、
子どもの耳に心地よく響きながら、音楽的な刺激も感じられる構成になっています。
また、歌う人の音域やテンポ、フレーズの長さなどにも細やかな工夫が施されています。
NHKの音楽制作チームは、子どもの発声範囲やリズム感の発達段階を研究しながら制作を行っており、
その結果、子どもが自然に口ずさめる一方で、大人が聴いても音楽的に満足できる曲が数多く生まれています。
つまり、Eテレの子ども向けソングは、単なる「楽しい歌」ではなく、
教育・音楽・芸術が高いレベルで融合したコンテンツ。
そこには、“本物の音楽を、やさしい形で届ける”という明確な理念が貫かれています。
4. 大人も楽しめる“Eテレソング”の魅力
Eテレの名曲は、子どものためだけに作られてはいません。
多くの曲には、「大人も一緒に聴いて、心が少し軽くなる」ような仕掛けがあります。
たとえば「にほんごであそぼ」では、谷川俊太郎や宮沢賢治の詩に音楽をのせることで、
言葉の美しさとリズム感を同時に味わえる構成に。
子どもがリズムで楽しみ、大人が文学として味わう――そんな二重構造がEテレ音楽の真骨頂です。
また、歌の持つ「やさしさ」「遊び」「哲学」が、世代を超えて共有できるのも魅力。
Eテレの楽曲は、忙しい大人たちが忘れかけていた“素直な気持ち”を思い出させてくれるのです。
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親子で一緒に歌うのも大歓迎。音楽の楽しさは、年齢を問わず味わえるものです。
“学び”と“楽しさ”を両立するEテレのように、あなたも自分の声で世界を広げてみましょう。