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2025.12.01
コラムクリスマスソングがたくさんあるのはなぜ?

街を歩けばどこからともなく流れてくる「ジングルベル」や「きよしこの夜」。
なぜ、クリスマスにはこんなにも多くの歌があふれているのでしょうか?
ハロウィンやバレンタインには特定の“定番ソング”が少ないのに、クリスマスだけは特別。
この記事では、クリスマスと歌が深く結びついている理由、讃美歌との関係、
そして世界中で受け継がれてきたクリスマスソングの歴史を、やさしく紐解いていきます。
1. なぜクリスマスには歌が多いの?

まず不思議なのは、「クリスマスほど歌にあふれた行事は他にない」ということ。
ハロウィンにもテーマソングはありますが、誰もが口ずさめる曲といえば少ないですよね。
では、なぜクリスマスだけが“音楽の季節”になったのでしょうか?
その理由のひとつは、クリスマスがもともと宗教行事だからです。
キリストの誕生を祝う「クリスマス」は、教会での礼拝やミサが中心。
音楽――特に“歌”は、信仰を表す手段として昔から重要な役割を果たしてきました。
つまり、「祈り=歌うこと」だったのです。
もうひとつの理由は、歌が人と人をつなぐ文化的役割を持っていたこと。
家族や地域で集まり、みんなで同じ歌を歌うことで、「私たちは同じ時間を祝っている」と実感できる。
その心地よさが、今も私たちを惹きつけているのです。
2. クリスマスと讃美歌(キャロル)の関係
クリスマスソングの原点にあるのは讃美歌(キャロル)です。
「キャロル」とは、もともとラテン語の“carula”(輪になって踊る歌)に由来する言葉。
つまり、最初は「神への賛美」だけでなく、「人々が輪になって歌う祝祭の歌」でもありました。
中世ヨーロッパでは、教会だけでなく町中でも人々がキャロルを歌っていました。
特に有名なのが、14世紀ごろのイングランド。
当時は「ワッセリング(wassailing)」と呼ばれる風習があり、
人々が家々を訪ねて歌い、お酒(ホットワイン)を振る舞われる――いわば“歌う年賀”のような文化でした。
こうしてクリスマスキャロルは、宗教と民俗のあいだを行き来する歌となり、
「祈り」「喜び」「人と人とのつながり」を同時に表現するものとして発展していったのです。
有名な讃美歌「きよしこの夜(Silent Night)」も、もともとはオーストリアの教会で生まれた曲。
1818年のクリスマスに神父ヨーゼフ・モールが詩を書き、オルガニストのフランツ・グルーバーが曲をつけました。
小さな村の夜に響いたその歌声が、やがて世界中に広がったのです。
3. クリスマスソングの歴史
クリスマスソングの歴史をたどると、興味深い変化が見えてきます。
● 19世紀:宗教的キャロルの時代
「きよしこの夜」や「もろびとこぞりて」など、教会音楽が中心。
合唱やオルガンの伴奏で歌われる曲が主流でした。
● 20世紀前半:ポピュラーミュージックとの融合
ラジオとレコードの普及により、アメリカでポップなクリスマスソングが生まれます。
ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス(1942)」はその代表格。
この曲は第二次世界大戦中、離れた家族や恋人を思う兵士たちの心を慰め、
“クリスマス=家族・愛・平和”というイメージを世界に広めました。
● 20世紀後半〜現代:多様化の時代
マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You(1994)」、
ワム!の「Last Christmas(1984)」など、恋愛や日常をテーマにした曲が主流に。
宗教を超えて、誰もが共感できる“冬のポップカルチャー”へと変化しました。
そして今では、J-POPやアニメソング、K-POPでもクリスマスソングが恒例に。
もはやクリスマスは「信仰」よりも「音楽で楽しむ行事」へ――。
それでも、どの時代の曲にも共通するのは“誰かとつながりたい”という気持ちなのです。
4. クリスマスを“歌とともに”楽しもう
クリスマスソングの魅力は、聴くだけでなく「歌う」ことでさらに深まります。
讃美歌はもちろん、ポップスでも、みんなでハモったり、カラオケで歌ったりすると、
あの“特別な夜”の雰囲気が一気に高まります。
たとえば、「きよしこの夜」を静かに歌えば、心が落ち着く。
「All I Want for Christmas Is You」を明るく歌えば、笑顔が広がる。
音楽には、空気を変える魔法があるのです。
また、クリスマスソングは歌の練習にも最適です。
音域が広く、強弱の表現も豊か。
“冬の発声練習”として歌えば、自然と呼吸法や声のコントロールも上達します。
歌うことは、季節を感じる最高の方法でもあるのです。
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