閉じる閉じる

ニュース・ブログ

教室のロビー 教室のロビー

2025.09.05

コラム雑談

歌唱時の倍音とは?仕組みと響かせ方をわかりやすく解説

歌声が人によって「豊かに響く」「透明感がある」「パワフルに抜ける」といった印象を与えるのは、単に声の大きさや音程の正確さだけではありません。

実はその秘密のひとつが 「倍音(ばいおん)」 にあります。

この記事では、歌唱における倍音の仕組みと、実際に倍音を豊かに出すための方法を紹介します。

 


 

倍音の仕組みとは?

倍音とは、声帯が振動するときに生まれる「基本の音」以外の成分のことです。
たとえばピアノのドの音を鳴らすと、実際にはド(基音)だけでなく、その上にソやミのような周波数成分も一緒に鳴っています。これが倍音です。

人の声も同じで、声帯が振動する際には基音(声の高さを決める音)に加えて、整数倍の周波数が同時に発生します。
この倍音が重なり合うことで声に厚みや明るさ、独特の響きが生まれるのです。

 


 

倍音が歌声に与える効果

・声の明るさや透明感が増す
高次倍音が多いと、声はきらびやかで澄んだ印象になります。

 

・声の存在感が増す
低次倍音が豊かだと、マイクなしでもホールに響くような声になります。

 

・個性の違いが出る
同じ音程を歌っていても、人によって「柔らかい声」「力強い声」と感じるのは、倍音の出方が違うためです。

 


 

倍音を豊かに出す方法

①正しい呼吸と支え

倍音は「響き」の問題なので、まずは 安定した息の流れ が必要です。腹式呼吸を意識し、息が途切れない状態で声を支えることが倍音を出す前提になります。

 

② 共鳴腔を意識する

喉だけでなく、口腔・鼻腔・頭部全体を響かせるように意識することで倍音が増えます。
特に「あ」「い」「え」の母音は高次倍音を強調しやすいと言われます。

 

③ 声帯を無理なく閉じる

声帯がしっかり閉じて振動すると、基音が明確になり倍音も安定します。逆に息漏れの多い発声だと倍音が弱まり、声が薄く聞こえます。

 

④ 共鳴ポイントを探る練習

・ハミング(鼻にかけるように歌う)

・高音から低音に滑らかに降りるリップロール

・「んー」や「いー」といった声を共鳴させながら響きを確認

これらの練習で、自分の声の中にある倍音を体感しやすくなります。

 


 

倍音を意識した歌唱の応用

プロのシンガーやクラシックの声楽家はもちろん、ロックやポップスの歌手も、倍音を巧みに使っています。
例えば、ロック歌手のシャウトは倍音が強く含まれるため、観客に突き抜ける迫力を与えますし、ミュージカル歌手はホール全体に届く豊かな倍音を活かしています。

「倍音をコントロールできるようになる」ことは、単に声が大きくなるというより、
小さな声でも遠くまで届く響きが手に入る
ということです。

 


 

まとめ

倍音は、声の「色」や「響き」を決める大切な要素です。
呼吸・共鳴・声帯の使い方を整えることで、誰でも少しずつ倍音豊かな声を出せるようになります。

自分の声を録音して聴くと、普段気づかない倍音の存在がよく分かります。日々の練習の中で「響きの違い」に耳を傾けてみてください。

 


 

オーラボイスボーカルスクールのご案内

名古屋・栄にある オーラボイスボーカルスクール では、大人の方を中心に一人ひとりの声の魅力を引き出すレッスンを行っています。
プロを目指す方から趣味で楽しみたい方まで、目的に合わせたカリキュラムでサポート。

特に「倍音を活かした響きのある歌声」を習得するために、呼吸法・発声法・表現力を基礎から丁寧に指導しています。

・ 腹式呼吸を用いた安定した声作り

・  倍音を豊かにする共鳴トレーニング

・  最新の機材を用いた録音チェック

「もっと自分の声を響かせたい」「歌に自信をつけたい」と思ったら、ぜひ一度、無料体験レッスンへお越しください。