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2025.08.07

Official髭男dism「Same Blue」徹底解説|青春の疾走感を描く変拍子の魅力

Official髭男dism(ヒゲダン)の代表曲のひとつ「Same Blue」。
キャッチーなメロディに心を掴まれながらも、よく聴けば複雑な変拍子が随所に仕込まれています。
そのリズムが生み出す浮遊感や疾走感は、まさに青春の息づかいを表しているのです。

作詞作曲を手がけたVo/Pfの藤原聡さんは、この曲について

青春時代を過ぎても、夢中になる気持ちは年齢で隔てられない。
それぞれが打ち込んでいるものに重ねて聴いてほしい。
自分にとって“あなた”は音楽への思いを綴った。
所々1拍短くして前のめりな様子や、時間の流れの速さを表したかった。

と語っています。
つまり「same blue」の変拍子は単なる技巧ではなく、青春そのもののリズム感を描いた表現なのです。

 


 

Aメロ|6/8に潜む、2小節目だけの5/8

Aメロは基本6/8拍子ですが、第2小節だけが5/8
ほんの1拍の短縮で、聴き手に「時間が速く進む」ような焦燥感を与えます。

小節拍子拍の流れ
16/81・2・3 / 4・5・6
25/81・2・3 / 4・5
36/81・2・3 / 4・5・6
46/81・2・3 / 4・5・6

歌い方のコツ

  • 第1小節でしっかりブレスを取る
  • 第2小節は前のめりに一気に言葉を運ぶ
  • 拍を追いすぎず、感情の流れを優先

 


 

Bメロ|6/4基調、多彩な拍子変化で感情を映す

Bメロは6/4拍子を基調に進みます。
6/4は「3拍子×2」のうねりと「2拍子感」の両方を感じられるため、ポリリズム的な広がりを持っています。

近くて遠い〜
6/4 + 6/4 + 6/4 + 6/4 + 6/4 + 6/4

絶対に離したくないと〜
3/4 + 3/4 + 3/4 + 3/4 +
4/4 + 2/4 + 3/4 + 3/4 +
3/4 + 2/4 + 3/4 + 2/4 + 3/4 + 3/4

歌い方のコツ

  • 6/4部分は大きな2拍子感で余裕を持たせる
  • 3/4連続は波打つように小さな起伏を表現
  • 4/4+2/4では切れ味のある発声でリズムを刻む
  • 全体を通じて感情のうねりに集中

 


 

サビ|4/5・4/5・4/5・4/6が描く青春の疾走感

サビは4/5+4/5+4/5+4/6という構成。
一定に見えながら足りない拍が続き、最後に解放される──この設計こそ、青春特有の不安定さと推進力を象徴しています。

藤原さんの言葉通り、1拍短くすることで“前のめりな様子”や“時間の速さ”を表現しています。

小節拍子拍の流れ
14/51・2・3・4・5
24/51・2・3・4・5
34/51・2・3・4・5
44/61・2・3・4・5・6

歌い方のコツ

  • 拍を数えるより、サビ頭を“合わせに行く”意識
  • 4/5部分は焦燥感を持ってなめらかに流す
  • 4/6部分はたっぷりと息を使い、クライマックスを描く

 


 

まとめ

「Same Blue」は、

  • Aメロでのわずかな1拍短縮
  • Bメロの6/4を基調にした揺れと変化
  • サビの4/5・4/5・4/5・4/6による青春の疾走感

これらが一体となって青春の焦燥・高揚・時間の速さを見事に描き出しています。
藤原聡さんの思いは、「青春を過ぎても夢中になる気持ちは変わらない」というメッセージ。
だからこそ、この曲は年齢を超えて誰もが自分の“夢中”に重ねて聴けるのです。

 


 

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