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なぜ今またm-flo?平成リバイバルとXGによるサンプリングが示す再評価の理由


ここ最近、音楽シーンで盛り上がっている「平成リバイバル」。
90年代後半から2000年代にかけて流行したJ-POPやクラブミュージックが、Z世代を中心に再注目されています。
中でも、サンプリング元として脚光を浴びているのが、m-flo(エム・フロー)です。

かつて“近未来サウンド”と呼ばれた彼らの音楽は、なぜ今の時代に再び刺さっているのか?
さらに、グローバルに活躍するガールズグループXGが、m-floの楽曲をサンプリングしたという話題も登場し、再評価は加速しています。

本記事では、m-floが今再び注目される理由、そして新世代アーティストとの関わりを徹底解説します。
 


 

m-floとは?平成の音楽を“未来”へ導いた異色ユニット

m-floは、VERBAL(MC)☆Taku Takahashi(DJ・プロデューサー)による音楽ユニット。
初期にはボーカルのLISAを加えた3人組で活動し、2000年ごろからクラブミュージックとJ-POPを横断するスタイルで一世を風靡しました。

代表曲には、
・Come Again
・How You Like Me Now?
・miss you
などがあり、R&Bやエレクトロ、ヒップホップを融合させた“未来系サウンド”が話題を呼びました。
 


 

なぜ今、m-floがサンプリングされるのか?

 
① 時代を先取りしすぎた音作り
m-floの楽曲は、今聴いても全く色褪せないほど先鋭的
特にビート、シンセの使い方、リズム構造などは、2020年代のポップやクラブミュージックと自然にマッチします。

② エモーショナルなメロディライン
彼らの楽曲は、コード進行やメロディに強いエモーションが込められています。
日本語と英語をミックスした歌詞が、切なさとスタイリッシュさを同時に表現していました。

③ サンプリングに寛容な姿勢
☆Taku Takahashiは、サンプリングやリミックスを歓迎する数少ない大物アーティストの一人。
著作権の壁が高い日本において、若手アーティストからの信頼が厚い存在です。
 


 

実際にサンプリングされた代表的な例

 
LANA「Take It Easy」
→ 「Come Again」をオマージュ。コード進行やメロディラインを現代風にアレンジ。

LEX「What’s My Name」
→ m-floの浮遊感を彷彿とさせるシンセやビートが印象的。

XG「IYKYK」
→ m-floの「prism」(2001年)をサンプリング。
2-Stepリズムにアップデートし、Y2K感と現代性を併せ持つサウンドに昇華。
☆Taku本人もSNSで公認&称賛。

tofubeats、AAAMYYYなど
→ クラブ系アーティストたちのコード感やリズム設計に、m-floの影響が顕著。
 


 

 

なぜXGは「prism」をサンプリングしたのか?

 
XGの「IYKYK」は、宇宙的・近未来的なビジュアルと強くリンクしています。
“prism”が持つエレクトロな浮遊感や透明感がXGの世界観と絶妙にマッチしていたのです。

また、XGはグローバル展開を志向するグループ。
英語・韓国語・日本語を自在に操るその姿勢は、かつてのm-floの姿勢と共鳴していると言えるでしょう。
 


 

なぜZ世代にも刺さるのか?

 
・TikTokやSpotifyでの旧譜ブーム
・“懐かしさと新しさ”を併せ持つY2Kサウンドの再評価
・ジャンルレスな価値観が現代リスナーの感覚と合致
 


 

まとめ:m-floは平成を飛び越え、未来へ向かうサウンド

 
m-floは、過去の遺産ではなく、今なお再解釈・再構築される存在です。
XGのような新世代アーティストにサンプリングされることで、“平成の音楽”が再び世界に拡がっていく
これは単なるリバイバルではなく、音楽の世代間コミュニケーションそのものなのです。

次にm-floをサンプリングするのは、あなたが注目しているあのアーティストかもしれません。
 


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