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スキマスイッチの魅力は「緩急自在」なメロディーにあり
スキマスイッチの楽曲は、ポップスでありながらも非常にメロディアスで、リズムや抑揚に巧妙な変化があるのが特徴です。代表曲『奏』『全力少年』『ボクノート』などを聴いてみるとわかるように、ただメロディーをなぞるだけでは、その魅力は十分に引き出せません。
「ゆらぎ」や「語りかけ」のようなニュアンス、そしてAメロ・Bメロ・サビのダイナミクスの差。それをどう表現するかが、上手に歌いこなす鍵になります。
特徴①:語りかけるようなAメロを「優しく」
スキマスイッチのAメロは、まるで日常のひとことをそっと話しかけるような雰囲気を持っています。ここでは力まず、「抑えた声」で歌うのがコツです。
特に大橋卓弥さんの歌い方は、息を混ぜた柔らかい発声と滑らかなピッチ移動が特徴的。モノローグのように歌う意識で、言葉を大切にしましょう。
【練習法】
- 〇息を多めに混ぜて囁くように歌う
- 〇言葉の母音を丁寧に発音して、感情を込める
特徴②:Bメロで「心をちょっと高ぶらせる」
BメロはAメロとサビの「橋渡し」のような役割。ここではテンションを少しずつ上げるような気持ちで歌いましょう。ピッチやリズムに微妙な「跳ね」や「ズレ」を入れるのも、スキマスイッチらしさにつながります。
【練習法】
- 〇Bメロでは少し声量を増やしていく
- 〇言葉にリズム的な“ノリ”を意識してみる
特徴③:サビは「解き放つように」
サビは、スキマスイッチの世界観を一気に広げるパート。ここでは感情を「爆発させる」意識が重要です。
ただし、叫ばないこと。大橋さんのサビは、強いけれど品があり、喉に頼らず体全体で響かせるような発声です。
【練習法】
- 〇胸や口の中で声を響かせる「ミックスボイス」を意識
- 〇「息+声」で押し出すように歌う
- 〇前のフレーズとのコントラストを大きくする
リズムの裏取りと跳ね感も重要!
スキマスイッチの楽曲は「16ビートの裏拍」に乗っているものが多く、譜面通りに歌うと「ノッてない」印象になります。リズムを感じながら、ほんの少し遅らせて歌ったり、言葉をハネさせることでグルーヴが生まれます。
【練習法】
- 〇原曲に合わせて歌うだけでなく、カラオケで裏拍を感じながら歌う
- 〇メトロノームを使って、ビートの「裏」にタイミングを合わせて練習
歌いこなすには「表情」と「感情」のコントロールが鍵
スキマスイッチの世界観は、ストーリー仕立ての歌詞によって作られています。
歌詞を「読んで」から「語る」意識で、感情の変化を声に乗せることが必要です。
【コツ】
- 〇セリフをしゃべるように練習してから歌う
- 〇フレーズごとに「感情の波」を自分の中に作る
練習におすすめの楽曲3選
- 奏(かなで) … 感情表現と語り口を学ぶには最適。細かなニュアンスが命。
- 全力少年 … 力強さとリズムの乗り方の練習にぴったり。
- ガラナ … スピード感と裏拍グルーヴが楽しい曲。リズム練習に◎。
まとめ:スキマスイッチは「歌」よりも「語り」から
ただ音程を追うだけでは足りない、それがスキマスイッチの難しさであり魅力。歌うことに加えて、「語る」「演じる」「感じる」ことが大切です。一つひとつの言葉に意味を込めて、自分だけの“スキマスイッチ”を探してみましょう。
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