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2025.05.09

コラム

「ボカロ曲は早口」は誤解?じっくり歌える名曲とボーカル練習のススメ

 

1. ボカロ曲=早口って本当?まずはそのイメージから整理しよう

「ボカロって、全部早口じゃない?」
「口が回らないから歌えない……」

そんなふうに思っている方、多いのではないでしょうか。実際、ボカロ曲の中には高速ラップや言葉数の多い歌詞で知られるものもあります。
しかし、「ボカロ=早口」というのは、ごく一部の楽曲の印象が広がってしまった結果にすぎません。

ボカロ(ボーカロイド)は、機械的な制約がないがゆえに、どんなテンポでもどんな歌詞でも作ることができる自由な音楽ジャンル。だからこそ、超高速な歌もあれば、ゆっくりとしたバラードやエモーショナルな作品も数多く存在しているのです。

この記事では、「ボカロ曲は早口で難しい」という先入観をくつがえす名曲を紹介しつつ、歌う上でのポイントや練習法も解説
最後には、ボカロ曲の歌唱を楽しく学べる「オーラボイスボーカルスクール」のレッスン案内も掲載しています。

 


 

2. なぜ「早口」の印象が強いのか?

「早口」「歌詞が多い」と感じさせる代表的なボカロ曲には、以下のような特徴があります。

  • リズムが非常に細かく設定されている(16分音符〜32分音符など)

  • 一文に詰め込まれる単語の数が多い

  • ラップや饒舌な独白のような歌詞構成が多い

  • テンポが速いBPM(180以上)が多い

たとえば、以下のような楽曲は「ボカロ=早口」という印象を広めた代表格といえるでしょう:

  • 《初音ミクの消失》cosMo@暴走P
     └ 文字通り“人間の限界を超えた”ような超高速ボーカルが話題となり、「歌えたらすごい」系の象徴とも言われる一曲。

  • 《裏表ラバーズ》wowaka
     └ 高速で切り替わる言葉と激しいビートが特徴で、息継ぎのタイミングも難しい高難易度曲。

  • 《脳漿炸裂ガール》れるりり
     └ 異常な語数とリズムの切れ味で知られ、音ゲーとの相性の良さからも認知が高まった楽曲。

これらの楽曲は確かに人気ですが、「ボカロは全部こういう感じ」と思い込んでしまうと、歌いやすい良曲との出会いを逃してしまうことにもなります。

 


 

3. ゆったり・じっくり歌える!早口じゃないボカロ名曲たち

ボカロには、感情を込めてじっくり歌える名曲が多数あります。ここでは、ボカロ初心者や「ボカロ=早口」と思い込んでいた人にこそ聴いてほしい、テンポ控えめで歌いやすい名曲をご紹介します。

 


 

◆《千本桜》黒うさP feat. 初音ミク

「テンポ速くない?」と思うかもしれませんが、メロディラインは意外と一定でリズムも安定
言葉は多くても繰り返しの構造が多く、覚えやすく歌いやすい代表曲です。

 


 

◆《アイロニ》すこっぷ feat. 初音ミク

心情をつづるようなゆったりとしたテンポと平坦なリズム感が特徴。
「語るように歌う」ボカロ曲の代表格で、感情表現を学ぶのにもぴったり。

 


 

◆《からくりピエロ》40mP feat. 初音ミク

ミディアムバラード調の王道メロディー
音程の変化はあるものの、テンポが安定しており、歌詞も自然な日本語なので初心者にも優しい一曲。

 


 

◆《calc.》ジミーサムP feat. 初音ミク

透明感あるメロディと語りかけるような歌詞が印象的。
息遣いやフレーズ感を意識したボーカルトレーニングにもおすすめ。 

 


 

◆《メルト》supercell feat. 初音ミク

ボカロ黎明期の代表曲。テンポ感が歌いやすく、自然な感情をのせやすい
歌詞のストーリー性も強く、表現力を高めたい人にぴったり

 


 

4. 「歌ってみた」文化の中で成長するボカロ歌唱

ボカロ文化の特徴の一つが、「歌ってみた」動画を通じて人が歌い継いでいく点です。
ボカロP(プロデューサー)が作った楽曲を、人間の歌手がカバーし、表現を加え、“人間が歌ってこそ完成する”という側面もあります。

つまり、機械音声で作られたものを**“どう人間の声で再構築するか”が、ボカロを歌う面白さでもある**のです。
そう考えると、速いテンポの楽曲であっても、人間らしい表現やテンポ感でアレンジすることで、無理なく、そして深く歌うことが可能になります。

 


 

5. ボカロを歌いこなすためのボーカル練習法

では、実際にボカロを歌ってみたいと思ったとき、どんな練習が効果的でしょうか?

① リズムトレーニングを取り入れる

音読するようにリズムだけで歌詞を読む練習が効果的。口の運びを整理できます。

② メロディーだけをハミングで練習

歌詞をいったん外して、メロディラインをなめらかに歌えるか確認しましょう。

③ スローテンポで練習し、徐々に原速に

YouTubeなどの再生速度変更機能を使って、75%、90%、100%と段階的に練習するとスムーズです。

④ 原曲に縛られず、自分の表現で

早口のフレーズも、“しゃべるように歌う”くらいの柔らかさを意識すると自然な歌になります。

 


 

6. 「歌ってみたい」気持ちを叶える!オーラボイスボーカルスクールのボカロ特訓コース

「好きなボカロ曲、歌えるようになりたい」
「でも速いし難しそうで不安……」

そんな方におすすめなのが、オーラボイスボーカルスクールのボカロ特訓コースです。

✔ 好きな楽曲を選べるオーダーメイドレッスン
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✔ カラオケ採点対策、動画投稿向けの表現アドバイスも充実
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