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風邪予防だけじゃない!歌い手こそマスクをしよう

こんにちは!
数年前のようなパンデミックは落ち着きましたが、やはりマスク姿の方が街に増えましたね。冬場はどうしても体調管理が難しくなる時期です。

「私は風邪ひいてないから大丈夫!」
「息苦しいし、メイクが崩れるからあま​​りしたくないなあ…」

そんな風に思っている方もいるかもしれません。ですが、もしあなたが「歌がうまくなりたい」「いい声を保ちたい」と思っているなら、マスクを単なる「ウイルス防御壁」と考えるのはもったいない!

実は、マスクはボーカリストにとって、喉を守り、育てるための「最強の美容液」であり「防具」でもあるんです。今回は、風邪予防の観点はもちろん、プロのシンガーも実践している「喉ケアとしてのマスク活用術」について、詳しくお話ししていきましょう。

 

目次

  1. なぜ歌い手は一年中マスクを持っているのか
  2. マスクの中は「自分専用のサウナ」効果
  3. レッスン前後のマスクが運命を分ける理由
  4. 寝る時も?シーン別・マスクの選び方
  5. マスクをする際のちょっとした注意点
  6. まとめ:マスクは喉への愛情表現

 

なぜ歌い手は一年中マスクを持っているのか

プロのボーカリストや声優さんのカバンの中身を見ると、高い確率で予備のマスクが入っています。夏でもマスクをしている人さえいます。これは、単に潔癖症だからではありません。

彼らにとって、喉は代わりのきかない唯一無二の楽器です。ギタリストがギターをケースに入れて大切に運ぶように、ボーカリストはマスクで喉を覆って移動するのです。

まず基本として、マスクには「感染予防」の効果がありますよね。飛沫を飛ばさない、吸い込まない。これは皆さんご存知の通りです。ライブやレコーディングの直前に風邪を引いて声が出なくなったら、プロとしては死活問題です。だからこそ、人混みではマスクをしてリスクを最小限に抑えます。

でも、それ以上に彼らが重視しているのが「外気の刺激から守る」という点です。
冬の冷たく乾燥した空気、春先の花粉や黄砂、夏場の冷房による乾燥…。これらすべてが、繊細な声帯にとっては「攻撃」になります。直接的なダメージを物理的にシャットアウトするフィルターとして、マスクは機能しているのです。

 

マスクの中は「自分専用のサウナ」効果

では、具体的にマスクが喉にどう良いのか、もう少し掘り下げてみましょう。キーワードは「湿度」と「温度」です。

私たちが吐く息には、水分が含まれていますよね。寒い日に息を吐くと白くなるのは、呼気に含まれる水蒸気が冷えて水滴になるからです。マスクをしていると、この自分の吐いた息(湿気と温かさ)がマスク内に留まります。

つまり、マスクの中は常に湿度が保たれ、温かい空気が充満している「ポータブル加湿器」兼「サウナ」のような状態になるのです。

声帯の表面は粘膜で覆われています。ここが潤っていると、声帯はプルプルと滑らかに振動し、透き通った良い声が出ます。逆に乾燥していると、振動するたびに摩擦が起き、声が枯れたり、炎症(喉の痛み)の原因になったりします。

何もつけていない状態で口呼吸をすると、乾燥した冷たい空気がダイレクトに喉の奥を直撃します。これでは声帯はカピカピに乾いてしまいます。マスクを一枚隔てるだけで、喉に届く空気は適度に加湿・加温された優しい空気に変わるのです。

この「保湿効果」こそが、歌い手がマスクを手放せない最大の理由なんですね。

 

レッスン前後のマスクが運命を分ける理由

さて、ここからは特にボイストレーニングに通っている方や、カラオケが好きな方に知ってほしいポイントです。マスクをするタイミングとして、「歌う前」と「歌った後」では意味合いが少し違ってきます。

【レッスン前:ウォーミングアップの補助】
スポーツ選手が試合前に体を温めるのと同じで、声帯も温まっている方がスムーズに動きます。レッスンに向かう道中、マスクをして自分の呼気で喉を温めておくと、発声練習を始めた時の「声の出しやすさ」が全然違います。
冷え固まったエンジンを無理やり回すより、アイドリングしておいた方が車にも優しいですよね。それと同じです。

【レッスン後:傷ついた喉の保護】
実は、もっと大事なのが「歌った後」です。
レッスンやカラオケで一生懸命歌った後の喉は、筋肉を使い、声帯同士を何千回も擦り合わせた直後です。言ってみれば、軽い筋肉痛や摩擦熱を持っているような、とてもデリケートで無防備な状態になっています。

そんな「お疲れモード」の喉で、冷たい外気の中に飛び出したらどうなるでしょうか?
急激な温度変化と乾燥が追い打ちをかけ、喉の炎症を一気に悪化させてしまう可能性があります。「歌った次の日に声が枯れる」という人は、発声方法の問題もありますが、歌った直後のケア不足が原因であることも多いんです。

歌い終わったら、汗を拭くと同時にサッとマスクをつける。これだけで、クールダウン中の喉を優しく守ることができます。レッスン後の帰り道こそ、マスクは必須アイテムだと思ってください。

 

寝る時も?シーン別・マスクの選び方

「マスクが良いのはわかったけど、四六時中あの不織布マスクをするのは息苦しい…」

わかります。実は、目的によってマスクの素材を使い分けるのが上級者テクニックです。

1. 人混み・電車・病院(防御重視)
ここでは迷わず「不織布マスク」を選びましょう。ウイルスのカット率が高く、感染予防が最優先です。立体型のものなら、口元に空間ができて呼吸も楽ですよ。

2. ひとりの移動中・軽い運動中(保湿重視)
感染リスクが低い場所での喉ケアなら、「ウレタンマスク」や「布マスク」でもOKです。不織布よりも通気性が良いので息苦しさが軽減されますが、自分の呼気を閉じ込める保湿効果は十分にあります。

3. 就寝時(超・保湿重視)
朝起きた時に喉が痛い人は、寝ている間に口呼吸になって乾燥している可能性大です。
寝る時は「シルク(絹)」や「綿(コットン)」など、肌に優しく通気性の高い天然素材のマスクがおすすめです。また、水を含ませたフィルターを入れる「濡れマスク」も効果絶大です。
※注意:寝る時に分厚い不織布マスクをすると、息苦しくて無意識に外してしまったり、睡眠の質が下がったりすることがあるので、呼吸が楽なものを選んでくださいね。

 

マスクをする際のちょっとした注意点

良いことづくめのマスクですが、いくつか注意点もあります。

一つは「水分補給を忘れないこと」。
マスクの中が湿っていると、なんとなく喉が潤っていると脳が錯覚してしまい、水を飲む回数が減りがちです。でも、体の中の水分は確実に減っています。マスクをしていても、こまめな水分補給は忘れないでください。

もう一つは「清潔に保つこと」。
保湿効果があるということは、逆に言えば雑菌も繁殖しやすい環境だということです。同じマスクを何日も使い回したり、湿って汚れたマスクを使い続けるのは、衛生的に逆効果。肌荒れの原因にもなります。常に清潔なものを使うようにしましょう。

 

まとめ:マスクは喉への愛情表現

たかがマスク、されどマスク。

風邪を引いていない時でもマスクをすることは、決して過保護ではありません。それは、自分の楽器である「喉」を大切に扱い、いつでも最高の歌が歌えるように準備を整える、プロフェッショナルな習慣なのです。

これからさらに寒さが厳しくなります。外出時、そしてレッスンの行き帰りは、ぜひお気に入りのマスクと共に過ごしてみてください。「あれ?今年の冬はなんだか声の調子がいいかも!」と実感できるはずですよ。

しっかりと喉をケアして、楽しく歌い続けていきましょう!

 


 

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